盛岡東大通商店街
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桜山神社地区問題






■商店街配布のチラシから。
※署名活動は平成23年2月末日をもちまして終了しております。ご協力頂きました皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
桜山人情商店街の変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します

日頃から当商店街をご利用いただき誠に有難うございます。これからも変わらぬご愛顧をお願い致しますとともに、今、私たちが署名用紙に掲げている『桜山参道地区を公園緑地化することをやめ、都市計画を現状に即した商業地域指定に変更すること』という請願の内容について説明させていただきます。

私たち桜山界隈商店街(東大通商店街)は戦後、海外からの引揚げ者がバラック店舗で商売を興したことから始まり今年で63年が経ちました。
昭和34年、盛岡市が商店街市街地整備を実施し、そこへ個人の店舗用建物が建築されて現在の形が造られましたが、その建築の許可は昭和31年に決定された都市計画に基づき「公園整備事業実施時には協力する」という条件をのまなければならないものでした。それ以来、改築等は現在まで厳しい制限をうけ、建物が朽ちるまでの期限で立ち退きという重いタイマーを背負い続けて半世紀が経ったのです。これは、年々建物の老朽化とともに重く私たちを押し続けております。

私たちの願いは安心してこの街で商売を続け、これからも皆様に変わらぬサービスを提供させていただきたいということです。公園緑地化をやめてほしいというのは、立ち退きのタイマーを止めたいという私たちの長年の切なる願いから出たものです。

公園緑地の指定が、もし廃止された場合、その下には第一種住居地域という建ぺい率60%の用途地域が定められており、その指定では現在の建物は適法ではなくなる可能性があります。よって80%の商業地域に変更してほしい旨の項目をつけました。少しだけ先を見すえた内容ですが、公園緑地化廃止の後にすぐに出る問題であります。用途地域の下にさらに国の史跡指定があるため、掘削は出来ず大型のマンション等は建築できません。この要求は、あくまでも現状の形で商売を続けたいという願いから発したものです。

私たちはこの間の取り組みを通じて、沢山の方々に商店街の魅力を語っていただき、あらためて愛する桜山界隈商店街を守りたいという思いを強めております。この商店街を、なんとしても未来へ引き継ぐために奮闘いたしますので、何卒、ご理解を賜り、ご協力いただけるよう、また変わらぬご愛顧を何卒、宜しくお願いいたします。

内丸第2町内会青年部 東大通商業振興会

絵・文  颯 田 淳


追記(H23.06.10)

平成23年5月23日の盛岡市議会建設常任委員会において、この請願は2対7の反対多数で不採択とする審査結果を公表しました。(岩手日報記事

以下、リンク消失用コピペ

「桜山守る請願」は不採択 盛岡市議会常任委
 盛岡市議会建設常任委員会(藤沢由蔵委員長、10人)は23日、同市内丸の桜山神社参道地区の2団体が市の史跡復元構想について「白紙撤回」を求めて提出していた「桜山界隈(かいわい)商店街を守る」請願を審査し、不採択とした。6月定例会本会議でも採決されるが、不採択の見通しが強まった。市は「慎重に話し合いを進めたい」としている。

 同地区の内丸第2町内会(川村雄将会長)と東大通商業振興会(颯田淳会長)が3月定例会に全国から集まった3万3010人分の署名と合わせて請願を提出、継続審査となっていた。

 審査では「請願にかかわらず市と地元の話し合いを進めるのが重要だ」「市の計画が唐突。請願者の意見を聞かずに採決するのは筋が通らない」などと賛否両論出たが、議長を除く採決は7対2で不採択となった。

 颯田会長は「多くの人の思いが通じず残念。ただ、われわれも今は震災復興が第一と考えている。市とは立ち退きが前提ではない白紙の状態から話し合えればと思う」と話す。

 鈴木幸雄都市整備部長は「市としても中心市街地の活性化を担う桜山商店街の機能を当面推進する立場だ。ただ、史跡の中にあることは事実。遠い将来のことも踏まえて話し合わなくてはならない」としている。

※町内会長は平成23年4月より 高 橋 司 氏 に代わっています。